就労継続支援A型事業所から一般企業に就職する際、順調に進むこともあれば、挫折を感じることもあります。
特に、支援体制が変わることや新しい環境に適応することは、大きな壁となりがちです。
どんな点に苦労しやすいのか見ていきましょう。
・サポートがほとんどない
就労継続支援A型事業所では、個別の支援が受けられ、就労に向けたサポートが充実しています。
しかし、一般企業に就職すると、こうした支援がほとんどなくなりがち。
困ったことがあった時にどう対処すべきか分からず、孤独や不安を感じることがあります。
特に、職場での人間関係や業務の進め方に関して、相談相手が少なくなることが、精神的な負担になります。
・環境の違い(戸惑い)
就労継続支援A型事業所では、比較的少人数で決まった作業を行っていることが多いのに対し、一般企業では、より多くの人々と協力しながら、スピードや効率が求められる環境が多いです。
このような環境の違いに戸惑い、最初は仕事の進め方や人間関係にうまく適応できないことがあります。
・勤続疲労
就労継続支援A型事業所では、業務量が調整され、作業のペースも個々に合わせていることが多いですが、一般企業では、通常の労働時間をこなす必要があります。
体力的に負担がかかることや、精神的な疲労も蓄積しやすいため、初めは勤続疲労を感じることがあります。
こうした違いも事前に想定しながら業務に取り組むことで、一般企業でも活躍できるようになります。